2023.3.9「会長の時間」

皆さんこんにちは。どうぞよろしくお願いいたします。

まずは平中央ロータリークラブより鈴木会長、会長エレクトの奥山様、そして 危機管理委員会・ロータリー財団委員長の田久様、ようこそ浪江の地においでいただきました、ありがとうございます。

さて、3月に入りまして、いよいよ春めいた天候になってきました。今年は桜の開花も早そうです。

東京では3.16開花予想で3.24満開予想、福島市では3.29開花予想、4.2満開予想、浜通りいわき市では3.24開花予想、3.31日満開予想になっています。浪江RCでは48日に桜の手入れボランティアとお花見を予定していますが、散り始めている桜がみられそうです。

国際ロータリー・ロータリーインターナショナルのウェブサイトに202324年度RI会長、スコットランドのサウス・クイーンズフェリーRCのゴードンRマッキナリー会長エレクトが、今回「世界に希望を生み出そう」というテーマが出されました。ロータリーが平和やメンタルヘルスのために活動し、世界に希望を生み出すように呼びかけています。そのためには対話を通じて信頼を築くことが重要であると訴えています。

問題を抱える国で平和を推進し、紛争の影響を受けている人びとを助け、これまでのロータリーの国際的な取り組みを継続し、さらには新しい取り組みもスタートさせて世界の注目を集め、現在の期待をはるかに超える可能性を切り開いていくことを求めています。

そして新型コロナウィルスの世界的流行によって深刻化しているメンタルヘルスの問題の影響を受けている人たちにロータリーが希望を与える活動に取り組んでいくとのことです。

ロータリーはより平和で、より希望のある世界を築く手助けをしていきたいとのことでした。

そして今回2530地区からトルコ・シリア大地震支援金募集への協力のお願いがきております。

トルコ・シリアでは現在も余震が続き、死者数も5.2万人を超え、被災者数は最大2300万人にのぼっており近代史上最悪の被害になっています。医療面、衛生面、生活支援などさまざまな支援が必要な現状が続いております。

トルコと日本との関係で有名な出来事がかつてありました、今から133年前トルコから日本へ親善使節団送られました。その帰路にトルコの軍艦「エルトールル号」が、18909月に太平洋上で台風に遭遇し、和歌山県串本町の沖合で沈没しました。587名が殉職するという大惨事でしたが、その時、串本町の住民が不眠不休の救助活動にあたり69名の命が救われました。国内からも義援金や物資が送られ、治療を行ったのちに、日本海軍の軍艦2隻により生存者をイスタンブールまで送り届けました。それから95年後の1985年、イラク・イラン戦争のさなか、イラク軍がイランの首都テヘランへの空爆を開始したとき、イラン国内には200人以上の日本人が取り残されていました。日本政府は安全上の理由で飛行機を送れませんでしたが、トルコ政府がトルコ航空の飛行機をテヘランに派遣して、取り残された日本人215名全員が救出されました。95年前の恩返しがあったとされています。

それ以来、共に地震大国といわれる日本とトルコは、災害の都度、互いに助け合ってきました。

2011年の東日本大震災では、トルコ政府が救助チームを32人派遣し、宮城県内で3週間の救助活動を行ったほか、缶詰60,000個、水18.5トン、毛布5000枚など宮城県や福島県の被災地に届けられました。3週間におよぶ活動は支援・救援チームとしては最長の期間だったということです。

今回、ガバナー会の窓口を通して大地震被災地のトルコ2430地区へ義援金を送金することになりました。皆様方もすでにさまざまな関係で今回の震災への寄付を行っている方もいらっしゃるかと思いますが、募金箱を用意いたしましたのでどうぞよろしくお願いいたします。

最後に、ここのところ日中の最高気温が4月から5月並みの高い気温になっております。しかし最低気温は低く、1日の寒暖差が10°以上という日が続いています。さらには例年以上に花粉の飛散も多くなっています。

どうぞ体調管理に気を付けていただきたいと思います。ありがとうございました。

2022-23年度会長 松原茂