2023.1.26「会長の時間」

皆さん、こんばんは。
今週は10年に一度ともいわれる強い寒波も来ているようですが、皆様のお住いの地域はいかがでしたでしょうか?福島県内でも先日は、全観測地点で氷点下を記録するという記事が出ていました。全国各地でも高速道路や一般道、鉄道など交通への大きな影響が出ています。

寒波の原因は温暖化の影響による偏西風の蛇行であるようです。これによりヨーロッパには暖かい冬をもたらし、逆に北極圏からの強い寒気がロシアや中国の北部、そして日本へと流れ込んできました。来月あたりまでは寒波の影響がありそうです。

私も寒さ対策として、いわゆるプチプチ~割れ物などをくるむ緩衝材をサッシの下の方に巻いてみましたが、なんとなく効果があったような気がしております。

先日、とある情報番組をみていましたら、WHO(世界保健機構)では住宅の室内気温が18度以上を推奨するという情報が出ていました。実際に日本の冬期室温の平均をみるとリビングで16.8°寝室で12.8°脱衣所で13°でした。都道府県別の平均室温をみると18°以上の道府県は北海道の19.8°を筆頭にわずか5道府県でした。やはり断熱性能の高い住宅が多いという影響がありそうです。

私たち福島県はというと全国最低の香川県13.1°に続く14.9°で下から二番目の低さでした。

おりしも電気やガス、灯油や石油などのエネルギー価格の値上がりが家計に大きな影響を与えていますが、住宅室内の寒さは免疫力の低下や高血圧の原因にもなり、室内での行動や運動も不活発になり、ヒートショックのリスクも高まります。そのため健康や寿命への影響も大きいとの事でした。

福島県は県別の平均寿命も低いですが、室内気温の低さの影響もあるかもしれません。

いずれにせよ、住宅内での健康維持のためにも室内環境は考えていくことが必要だと思います。

先週、浪江町商工会理事会があり、その後浪江町吉田栄光町長による今後のまちづくりについての講和と意見交換会がありました。

隈研吾さん設計の駅前再開発、駅の再生・リニューアル、商業施設、集合住宅、コミュニティ施設、広場や緑の空間、そして福島国際研究教育機構(今は略称でF-REI エフレイと呼ばれていますFukushima Institute for Research, Education and Innovation)、それらの進捗状況や課題についてのお話がありました。

そこで強調していたのは、双葉郡全体あるいは私たち浪江ロータリークラブのテリトリーでもある北双地域~双葉町、大熊町、葛尾村、浪江町の地域全体での経済復興、あるいは協調という視点が大切だということでした。

教育、医療、福祉、仕事、生活などさまざまな分野で協力・協調していくことは地域の未来にとってたいへん重要だと思っております。

最近、ロータリーのホームページをみてますと、世界中でのロータリアンのさまざまな活躍がみれます。次回以降、皆さまにも紹介していきたいと思います。

まだまだ寒い時期が続きそうですが、あまり室内温度を下げすぎる事なく、春に向けての英気を養っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2022-23年度会長 松原茂