もう3月…早いですね…つい先日お正月だったのに…この勢いで明日6月末にならないかなぁ…と毎日思っている松本でございます。しかし、今年の冬は雪が降らないですね…ほぼ毎日浪江に居ますが、うっすら白くなったのが1~回くらいでしょうか?…子供の頃は膝まで降ってた気がしますが…これも温暖化の影響なんでしょうね…とい事で今日は地球温暖化に着いてのお話をさせて頂きます。
地球という惑星は、太陽からの熱が海や陸に届くことによって暖められています。そして、暖められた地球からも熱が宇宙に放出されています。
その放出される熱の一部を吸収し、地表から熱が逃げすぎないようにしているのが、「温室効果ガス」です。
この温室効果ガスとは、大気中にある二酸化炭素(CO2)やメタン、フロンなどのことをさします。これらの温室効果ガスがまったく無いと、太陽の熱が全部宇宙に逃げてしまうため、地球の平均気温は氷点下19度まで下がってしまうと考えられています。
つまり、温室効果ガスは地球を暖かく保つ役割を果たし、たくさんの生きものがすみやすい環境を作る、地球にとってなくてはならないガスなのです。しかし、温室効果ガスが増え過ぎると、宇宙に逃げるはずの熱が放出されず、地表にたまりすぎてしまいます。
そのため、気温が上昇したり、地球全体の気候が変化したりします。これが、地球温暖化です。二酸化炭素の排出が急激に増え始めたのは、18世紀の産業革命以降のこと。以来、人間は石炭や石油などの化石燃料を燃やして、たくさんのエネルギーを得てきました。
その結果、大気中に排出される二酸化炭素が急速に増加。これが現在、地球温暖化を引き起こす、主な原因と考えられています。温暖化の恐ろしさは、ただ気温が上がる、ということではないのです。世界全体から排出される温室効果ガスのうち、約80%を占めているのは二酸化炭素(CO2)です。
この二酸化炭素の国別排出量や、国民一人当たりの排出量は、国や地域によって大きく異なります。
2016年の一年間に、世界約190カ国から排出された二酸化炭素の総量は、およそ323億トン(二酸化炭素換算)ですが、そのうち、70%近くは、日本を含めたほんの十数カ国からの排出が占めていました。
また、一人当たりの二酸化炭素排出量を比較すると、先進国の排出量が、途上国の3倍以上に相当していることがわかります。
世界の二酸化炭素の排出量が増えている原因は、これらの一部の国に住む人たちが、電気や石油をたくさん使う生活をしているためです。
さらに温暖化の深刻な被害をすでに受けている人々の多くは、温暖化にほとんど責任のない、貧しい途上国にすむ人たちです。温暖化は環境問題であると同時に、貧困や格差の問題でもあると云うことができるでしょう。
世界では二酸化炭素排出量は増加の一途をたどり、その排出量は50年前に比べると、実に3倍以上、100年前に比べると約12倍にまで増えています。
また、二酸化炭素の排出量の増加の原因として、森林破壊も要因の一つです。森林が破壊されると、二酸化炭素の吸収源が失われるため、さらに温暖化を加速させてしまうおそれがあります。現在、 森林や海洋といった地球上の自然が、1年間に吸収してくれる二酸化炭素の量は、約半分の180億トンほど(二酸化炭素換算)と見積もられていますが、一方で、世界中の国々が排出している排出量は約340億トン。自然が吸収できる許容量を、はるかに超えています。
このため、地球の大気中に残る二酸化炭素の量は、毎年あたり、160億トンにのぼり、温暖化を進めてしまっているとみられています。
この排出と吸収のバランスをとることは、地球の未来を考える上で、避けることの出来ない課題といえるでしょう。
排出した二酸化炭素が、地球の環境の中で自然に循環できるレベルに抑えられるように、炭素の排出を削減してゆかなければ、温暖化は止めることができないのです。
しかし個人レベルでやったって効果ないよね?って思ってはいけません。各個人1人1人が出来ることをやってみましょう。次に各個人レベルで出来ることを話します。
節電
小まめに電化製品のスイッチを切る
使わない電化製品のプラグを抜く
窓に断熱処理を施す
冷蔵庫に物を詰め込みすぎない
熱いものは冷まして冷蔵庫に入れる
省エネ型の照明器具に買い替える
節水
シャワーの水を流しっぱなしにしない
家族で暮らしている場合は浴槽にお湯を溜めて使用する
洗い桶に水を溜めて食器を洗う
汚れがひどい食器は最初に汚れを拭き取る
トイレの「大」と「小」のレバーを使い分ける
ごみの削減
長く使えるものを購入する
繰り返し使う
再資源化のためにリサイクルへ出す
等が挙げられると思います。どれも簡単にできることだと思います。要はやるかやらないか、一人一人の意識の持ち方だと思いますね。出来ることから始めましょう。
と、私の話しはこれで終わりですが、本日は大熊町長の吉田 淳様に卓話に来ていただいております。
大熊町は「2050ゼロカーボン宣言」を提唱している町でありまして、これは、二酸化炭素の排出を大幅に削減し、2050年には実質ゼロとすることを目指すものだそうです。原発事故を経験した町だからこそ、原発や化石エネルギーに頼らず、地域の再生可能エネルギーを活用した持続可能なまちづくりに取り組み、私たちの子ども、孫たちが誇りをもって語れるまちを目指しますとの事の様でありまして、
先程話した地球温暖化について非常に進んだ考えと優れた行動力をもった町でございます。そんな町のトップの方のお話を直接聞けるとあって今日はとても楽しみにしておりました。吉田様、この後宜しくお願いします。
23⁻24年度会長 松本 敬三