国際ロータリー第2530地区
浪江ロータリークラブ会長  吉田 学

 

このたび、伝統ある浪江ロータリークラブ第56代会長を拝命いたしました吉田 学です。
2025-26 年度の1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。

今年、東日本大震災から15年という節目を迎え、当クラブの泉田征慶会員が第2530地区ガバナーに就任されたことは、私たち浪江ロータリークラブにとって大きな誇りであ、また地域にとっても希望の象徴です。

震災と原発事故により避難を余儀なくされクラブの存続すら危ぶまれる時期がありましたが、クラブの先輩方のご努力と団結によって今日までクラブが守られ育てられてきたことに心から敬意を表します。

フランチェスコ・アレッツォRI会長が引き継いだスローガン「よいことのために手を取りあおう」は、まさにロータリーの原点である「奉仕の心」を再確認させてくれる言葉です。会員一人ひとりがその専門性を活かし、誰かのために行動することで“希望”を生み出していくことができます。この姿勢こそが、私たちロータリアンに求められるものだと感じています。

本年度、浪江ロータリークラブは次の3つの目標を柱に運営を行います。特に「泉田ガバナー支援体制の確立と役割の遂行」と「新産業、研究教育機関、地域との連携強化」に焦点を当て、より積極的な活動を進めてまいります。

まず初めに泉田ガバナー支援体制の確立と役割の遂行ですが、泉田ガバナーの一翼を担う立場として、私たち浪江ロータリークラブは、泉田ガバナーを支援する体制を確立し、相双地区6クラブの皆様との連携を強化していきます。地区に出向しているメンバーのバックアップ、またクラブ活動を充実させ、地区全体の発展に貢献してまいります。

次にこの地域ならではの新産業、研究教育機関、地域との連携強化です。双葉郡では震災と原発事故からの復興の中で、従来の枠組みにとらわれない新しい価値の創出に向け社会的挑戦が続いています。その1つに、新産業の創出やF-REIを中心とした教育研究があり、地域に根ざしながらも国際的なネットワークを持つクラブとして、F-REIが目指す「世界とつながる研究教育拠点」としての双葉郡の姿を、国内外に発信していくための橋渡し役が出来ると考えます。積極的な講演会や職場見学、研究所との連携プログラムなど、機関との連携を始動します。

最後に会員の増強と定着です。会員数の増強はクラブの未来を築くために不可欠な要素です。本年度は、会員一人ひとりの積極的な参加を促進し、ロータリー活動をより身近で楽しいものにすることを目指します。具体的には、40代、50代の新規会員をターゲットにした勧誘活動を行い、地元の若手団体との連携を強化します。SNSやYouTubeなどのデジタルメディアを活用し、地域の若手世代へアプローチを行い、ロータリー活動の認知度を高めることに注力します。また、既存の会員が誇りを持ち続けられるよう、魅力的で充実したクラブ運営を行い、定着率の向上にも努めます。

震災から15年が経過し、私たちのテリトリーである浪江町、双葉町、大熊町、葛尾村では、新しい地域社会の形が少しずつ見え始めています。私たち浪江ロータリークラブもまた変化を恐れず、しかし理念に忠実に次の世代へと繋がるクラブづくりを進めています。

「被災地のクラブ」から「復興をけん引するクラブ」へ。その歩みは小さくとも、確かに前へと進んでいます。
会員の皆様には、変わらぬご理解とご協力、そして温かいご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
共に、よいことのために手を取り合いましょう。