2020-2021年度会長挨拶

国際ロータリー第2530地区

浪江ロータリークラブ会長  増子 義夫

2020-21年度浪江ロータリークラブ会長を務めさせていただくことになりました。会長として新しい年度の始まりにあたりご挨拶を申し上げます。

私が加入した当時の浪江ロータリークラブの月例会は、テリトリー内の各企業の方々が例会場である如水にて、心地よい緊張感が会場に広がる中で、充実した時間を過ごすことが出来る内容でした。
2011年発生の東日本大震災、状況は一変し会員の皆様の中には最前線で命がけの復旧・復興に日夜 取組みされている方も居り、地域再生に力を注いできた10年間であったと思うところです。

現在はまだ、県内外各地に避難して生業を続けている会員も多く、月例会時間より移動時間の方が多くなるという人もおり、以前のような毎週の例会が出来ない状況が続いております。
クラブ存亡の危機を乗り越え、昨年度浪江ロータリークラブは創立50周年の節目を迎えました。記念事業は重富会長・叶実行委員長の下、多くの会員の一致協力により歴史と伝統を繋ぎ、友情を深めることができた、感動を覚える式典となりました。

51年目に向け、決意も新たに歴史を重ねる情熱を胸に秘め、迎えた2020年。
世界的大流行となっている新型コロナウィルス(COVID―19)の発生は、私達の社会生活を根底から覆す計り知れないダメージを与え続けており、命の危機や見えない不安を抱く状況となっております。
感染防止のため三密回避の徹底が求められ、握手やハイタッチも禁止。多くの人の楽しみとする各種祭典やスポーツ大会等々、イベントが軒並み中止となっております。
こんな時だからこそ、「ロータリークラブの目的」そして「4つのテスト」を再度熟孝し、職業奉仕や社会奉仕等を考える機会と捉え、求められている新たな日常の在り方等々に対処したいと考えております。

東日本大震災時に支援して頂いた多くのロータリアンの皆様の恩に報る。浪江ロータリークラブの一員として、「機会の扉を開く」活動の為、微力でも何かの役に立てればとの思いが私の原動力でもあります。

2530地区今年度地区重点活動目標に掲げてある、例会最重点主義、会員増強、福島職業宣言等8項目について浪江ロータリークラブとしての責務を果たし、会員相互の友情とネットワークを深めることが私の役目と思っております。

会員の皆さまのご理解とご協力をいただきながらクラブ運営に務める所存です。今年度1年間宜しくお願いいたします。

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