2023-2024年度、浪江ロータリークラブの会長を務めます松本です。新年度を迎えるにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
2023-2024年のRIの会長であるゴードン R. マッキナリー氏は、“ CREATE HOPE in the WORLD ”「世界に希望を生み出そう」というテーマを掲げました。このテーマを元に、「ロータリーは、平和、機会、生きる価値ある未来の土台を築いています。私たちが得意とすることを継続すると同時に、変化に対してオープンで前向きになり、世界と自分自身の中に平和を築くことに力を注げば、ロータリーはより平和で、より希望のある世界を築く手助けができます」と彼は説いています。平和で希望の持てる社会の構築を我々の手で成し遂げましょう。
さて、震災と原発事故からはや12年が経ちました。時間の経過と共にあの恐怖は薄れつつありますが、いまだに我々は新天地で生活する人、仕事のために家族と離れて生活をする人、故郷に戻った人と様々です。震災前からの生活様式が激変した我々は、それでもなんとかその時の状況下に対応しながら、何とか今の生活に落ち着きながらも、未だにわが故郷の行く末を案じているところだと思います。
そんな中、2019年に発生した新型コロナウイルス感染症…この世にパンデミックをもたらし、累計感染者は6億人とも言われております。様々な制限がかけられ、人的にも経済的にも苦しい日々が続きましたが、今年に入りようやくその暗い闇の中を抜けて、今は以前の生活を戻しつつあります。
そんな状況下で、昨年我がクラブより、2025-2026年に国際ロータリー第2530地区のガバナーに泉田会員が手を挙げ、見事ガバナーノミニー・デジグネートとなることができました。この重責を真っ当に果たしてもらう為にも、我々メンバーは一致団結して協力していかなければと思います。
正直、震災後の我々のロータリーの活動は、避難生活という今までの生活とは全く違う生活を強いられ、その時その時の状況で何とか対応するのが精一杯で、とてもロータリーの活動どころではなかったのですが、震災後12年経って、何とか生活も落ち着きを見せてきたと思います。しかし、メンバー間の住居がばらばらに散らばっているこの状況は、多分これからもなかなか改善される事は無いと思います。
この物理的距離を縮める事は難しいですが、いつまでもこのままという訳にもいきません。
泉田会員が、ガバナーノミニー・デジグネートとなったのを機に、今年度、我々浪江RCの再出発の年としたいと思います。もちろんいきなり震災前の活動を目指すことは無いと思います。物理的距離を縮める事ができないならば、メンバーの心の距離を縮めれば良いのかなと…お互い協力しあって出来る事からロータリー活動をしていきましょう。
そこで今年は『例会の再構築(Zoom例会からの脱却 月2回)』 『委員会活動をしよう』 『会員増強親睦』 『コミュニケーション』と4つのテーマを掲げて吉田幹事と共にクラブ運営に努めてまいります。会員の皆様のご理解とご支援を頂きながら、魅力あるクラブ運営を目指して参ります。1年間よろしくお願い致します。