2022-2023年度会長挨拶

国際ロータリー第2530地区

浪江ロータリークラブ会長  松原 茂

2022-2023年度、浪江ロータリークラブ会長を務めさせていただく松原です。新年度を迎えるにあたり、ご挨拶を申し上げます。

2022-23年度RIの初の女性会長であるジェニファーE.ジョーンズ氏は「イマジン ロータリー」というテーマを掲げました。これは「世界にもたらせる変化を想像して大きな夢を描き、その実現のためにロータリーのつながりを活かそう」というメッセージです。

ロシアによるウクライナ侵攻がもたらした世界の不安定化は、あらためて平和の尊さを感じさせ、平和と安定の実現にはより多くの国家間の連携や数多くの人々の力が必要であることを思い知らされました。

ロータリーという世代や国や地域を超えた世界的ネットワークの力は、今こそその真価を試される時かもしれません。

また、同時に2023年ロータリー会員基盤の30%を女性にしようという目標も出されました。残念ながら日本、そして2530地区における女性会員比率は約7%と低い水準の現状ですが、当クラブも含めて中長期的に女性会員20%そして30%をめざしていくことは多様性を生み、クラブ活性化のためにも不可欠であると考えております。

2022-23年2530地区においては「情熱 行動 感動 共有」 情熱(熱い想い)をもって行動し、感動(成果)を共有(共に分かち合う)しよう。というスローガンが掲げられました。

日本社会ではエネルギー問題と食糧問題、物価の上昇と円安の進行、超少子高齢化社会、地方の衰退、格差の拡大、地球環境問題への対応、脱炭素社会化への課題、デジタル化の進展などさまざまな課題を抱えています。

福島県双葉郡地域においては現在、イノベーションコースト構想、国際教育研究拠点の選定・整備、水素や再生可能エネルギーの活用、廃炉産業とロボット産業、医療や介護、新しい農林水産業などへの取り組みなどが進んでおり、日本の課題解決へ向けた先進地域であるともいえます。そして浪江町、双葉町、大熊町では駅前を中心にした、まちなか再開発・新しいまちづくりが進展しており、葛尾村でも生活環境の再生や産業・営農再開に向けた取り組みが行われています。

すなわち当クラブのテリトリーである北双地域では東日本大震災そして原発災害を超えて、新しいモノやコトが次々に生まれていく地域であり、交流人口の増加に伴ってさまざまな可能性が生まれる地域であるといえます。

そうした中で、新年度は特に「例会の充実化」「会員の増強」「親睦とコミュニケーションの強化」「社会奉仕・環境保全活動の強化」という4つの基盤強化をテーマに掲げて、小黒幹事と共にクラブ運営を進めていきたいと考えております。会員の皆さまのご理解とご支援をいただきながら魅力あるクラブづくりに努めますので、どうぞ1年間よろしくお願い申し上げます。                                                                               

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