2024.4.19「会長の時間」

富岡・浪江RC合同例会挨拶

只今紹介頂きました浪江RC、本年度会長を務めております松本でございます。

唐突ですが、私はこのように人前で話すのが大の苦手でありまして…毎回の例会の会長挨拶に…うちのクラブでは「会長の時間」と呼んでおりますが、その会長の時間に、『また私の苦手な時間がやってまいりました』と話すのが常となっておりまして…。去年の7月の会長就任当時からずっと、早く来年の6月にならないかなぁと、ほぼ毎回話しております。

まぁ話の内容はというと、立場上面白い話しばかりもできません。会員の皆様にためになる話を心がけておりますので…時節柄の話しとか、ロータリーの話しとか、環境問題の話しとかが多いでしょうか…うちの例会は昼ごはんを食べてからすぐ開催となるので、会員の皆様が眠くなるタイミングの中で、さらにその眠気を増幅するかのような話しを毎回しております。そこでこの合同例会です。

自分のクラブメンバーに話すだけで毎回いろいろなネタを探し考え、ネットでパクり…いやいやネット『など』を『参考に』してどうにか原稿を書き上げ、ヒーコラしながら発表してるのに、それを富岡さんも交えて人前で話せとかいじめか?って俺的に思うのですが…そこは諦めて…いやいや、役職は人を育てるとの言葉を信じて今日ここにのこのことここにやってまいりました。

という事で、前置きが長くなりましたが、今日は、役職は人を育てるの事について話します。人は誰しもあまり役職が好きではないようであります。まぁ中には大好きなお方もちらほらおりますが…私の知り合いにも役職が大好きで、その割になにもやら…いやこれは次の機会にでも…でも仕方なくその役職につく方も多いですよね。私もそうでした。

若いころいくつかの団体に所属をしておりまして、在籍年数に応じて色々な役職が回ってきます。特に某団体などは何を頼まれても『ハイ喜んで!』の風潮がありましたので、いやいやながら委員長とかTOPの長を引き受け来てまいりました。しかしその役職をいやいやながらもなんとかこなして目的を達成すると、後になって意外と自分のスキルが上がっているのに気が付きます。それと立場上は所謂『指示を出す』側の立場ですから、おのずと人の使い方なんかも何となくわかって来たりします…これは仕事上でも大いに役に立ちますし、まして若いうちの経営者側の立場とすれば、年下の上司が年上の部下に仕事をさせるなんてしょっちゅうあることなので、頼み方を間違うといろんなトラブルの元になってしまします。

このような人の使い方なんかも外部組織の役職を全うする中で学んできました。また役職上、人前で挨拶する機会がとても多くて、それでも何とか様々な会場でこなしてきましたが、これだけは未だに慣れません…が、多分その役職を経験しないで今この場に居たらもっとひどい状況になってたかと思います。今更になって、あの時あの役職を引き受けてよかったなぁと思うわけであります。

ですので、今ここにおります会員の皆様も、これからも毎年いろいろな役職が回ってくるかと思いますが、役職は人を作る、自分が成長するいい機会ととらえてチャレンジしていただければ今後のロータリーの活動にも良い影響があると思います。ぜひ与えられた役職は引き受け頂きまして、これからのロータリー活動に活かせていただければと…ご清聴ありがとうございました。

23⁻24年度会長 松本 敬三