2024.3.21「会長の時間」

さてもう3月も終わってしまいますね…時が過ぎるのは早いもんです…後10日も過ぎると4月…私のゴールもチラチラ見え初めまして…ちょっとだけ毎日ニヤニヤしております松本でございます。本日もしばしお付き合いをお願いいたします。さて、今日は何を話そうかと話題を探しておりましたら、3月27日は「さくらの日」だそうでありまして…「桜の日」てなんだ?という事で調べてまいりました。

この記念日は「日本さくらの会」によって、1992年に制定されました。日本さくらの会は、さくらを保護する活動や素晴らしさを普及させる活動などをおこなっている公益財団法人です。このさくらの日が作られた目的は、大きく分けると、

〇全国各地の桜の木を保護していくため

〇日本の文化や自然に対しての関心を高めてもらうため

だそうであります。

またさくらの日には、それにまつわる風習や慣習があります。さくらの日の風習や慣習は、次のとおりです。

〇お花見をする

〇三色団子を食べる

だそうであります。

お花見自体は、古来からありました。「さ=田の神」「くら=神の宿る場所」が語源だとして、古来より信仰の対象となっていたのがさくらです。春には山から下りた神がさくらの木に宿ると考えられていたことから、宴会を開くことで神をもてなし、豊作祈願や健康祈願をしていました。その後、観賞用としても親しまれるようになり、現代のようなお花見は江戸時代ごろから始まったとされています。

また「日本さくらの女王」の決定も、さくらの日におこなわれます。これは、日本さくらの会が2年に一度選ぶもので、親善大使の一つです。このほかにも日本さくらの会では、さくらの木の植樹や苗木の贈呈・配布、全国各地のさくら祭りなどへの出席もしています。また、ワシントンD.Cのポトマック河畔で開催される「全米さくら祭り」の参加も有名です。それでは記念日に関する情報だけではなく、さくら自体の知識もあわせて確認しておきましょう。さくらは、多くの日本人に愛され続けている「日本の国花」です。バラ科の植物であり、かわいらしいピンク色の花をいっせいに咲かせて、目を楽しませてくれます。一般的に開花時季は3〜4月で、見頃は1週間程度と短いです。卒業式や入学式のころにあてはまるため、式をおこなう日にさくらの花が咲いていることもあります。それでは、さくらの知識をもう少し深く。日本にあるといわれているさくらの種類は、200種類以上です。とくに有名なさくらの種類を大きく分けると、次のとおりです。

・ソメイヨシノ

・河津桜

・しだれ桜(枝垂れ桜)

・山桜

これらのなかでも有名なのが「ソメイヨシノ」です。ソメイヨシノの割合は、日本に植えられているさくらの80%をしめ、さくらの開花宣言の目安にも選ばれています。またさくらには、さまざまな種類ごとに異なる花言葉が込められています。さくら全体での花言葉は、「精神美」「優美な女性」「純潔」などです。八重桜であれば、「おしとやか」「豊かな教養」などの花言葉があります。ソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた美人」、河津桜は「思いを託します」「純潔」、しだれ桜(枝垂れ桜)は「優美」「円熟した美人」、山桜は「あなたに微笑む」です。

またさくらの美しい場所が多くある日本のなかでも、「三大名所」や「日本三大桜」と呼ばれている場所があります。この日本のさくらの三大名所は、我が福島県にある「三春滝桜」と山梨県にある「山(やま)高神代(たかじんだい)桜(ざくら)」、岐阜県にある「根尾谷淡(ねおだにうす)墨(ずみ)桜(さくら)」です。「三春滝桜」は、樹齢1,000年を超えていて、東西に向けての枝の広がりは25mにもおよびます。山梨県にある「山高神代桜」の樹齢は2,000年で、日本最古・最大級だといわれているさくらです。ヤマトタケルノミコトが自ら植えたという伝説もあります。岐阜県にある「根尾谷淡(ねおだにうす)墨(ずみ)桜(さくら)」は樹齢1,500余年で、淡いピンク色から白色に変わり、散りぎわになるとまるで薄墨のような色になることから、「淡墨桜」と名付けられました。さらに、埼玉県にある「石戸(いしと)蒲(かば)桜(ざくら)」や静岡県(しずおかけん)狩(かり)宿(やど)にある「下馬(げば)桜(ざくら)」を含めて、「日本五大桜」ともいわれています。これらは国の天然記念物に指定されている巨木です。ぜひ、さくらが咲く時季に行ってみたいもんです。

さくらの日として記念日になっているのは、毎年「3月27日」です。さくらの日に「3月27日」が選ばれたのは、「3×9(さくら)(咲く)=27」の語呂合わせからきている説と、七十二候の「桜始開(さくらはじめてひらく)」からきている説があります。

さくらの日には、お花見をしたり三色団子を食べたりして、さくらを愛でたいですね。さくら自体の知識もあわせて確認しておき、いつの日か日本のさくらの三大名所や五大名所を見にいくなどして、春の訪れをしっかりと楽しみたいと思います。

23⁻24年度会長 松本 敬三