2020.12.10 増子会長挨拶

今年もいよいよ残すところ3週間となり、1年の仕上げとなりました。今年は、コロナ、コロナで何もかもが、中途半端になっているようで、達成感を得られないまま時間だけが経過してしまいました。

新型コロナウイルス感染防止のため、日々戦々恐々、息を潜めて暮らしている現状に計り知れない不安を抱いてしまいます。人間本来のコミュニケーション方法である筈の会話や共に活動すること、慶びや悲しみを共に共有することが制限され、孤立や孤独の中で暮らす日常のストレス。このような生活に慣れることは人間社会の崩壊にもなってしまうのではと要らぬ心配さえしてしまいます。

このような中での例会開催には賛否両論あることは承知しております。R Iでも、ロータリーは会員の皆様の健康と安全を最優先しています。ウイルス流行のため出席を希望しないいかなるロータリー参加者に対しても、直接顔を合わせる会合や行事への出席が義務づけられないものとする。と決定しております。

このような事を踏まえつつ、反面解釈で、健康と安全にできる限り配意して、会員の皆様の自主性を尊重し開催させていただきます。当初予定のレクリエーションやクリスマス家族例会は実施取りやめといたしました。すべての例会等を開催しない選択肢もあるのでしょうが、食事会といたしました。どうぞご了承願います。

12月はロータリー年間予定表では、疾病予防と治療月間となっています。2014年10月R I理事会で下記
・地域社会の医療従事者の能力向上、伝染病の伝播を食い止め、非伝染病とそれによる合併症を減らすための、疾病予防プログラム、地域社会の医療インフラの改善、疾病の蔓延を防止することを目的とした、地域住民への教育と地域動員、疾病またはケガによって引き起こされる身体障害の予防、疾病予防と治療に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援を強調する
月間となっております。

今回の会員卓話は双葉厚生病院院長として、医療現場の先頭で重責を果たされている、重富秀一会員によるお話をいただきます。皆さまの関心の高いテーマである、新型コロナウイルスや医療の現状等理解を深め、正しく恐れ、自らの生活に生かすことが出来るものと思っております。

もう一つの話は、今日12月10日は「世界人権デー」です。12月4日から10日までを人権週間と定め、様々な啓蒙活動をおこなっています。制定されたのは第二次世界大戦の惨劇を二度と繰り返さないという反省からうまれました。様々な人権問題がありますが、最近は新型コロナ感染に関する誹謗や中傷等も大きな問題になっております。私たちロータリアンはそのような問題にも毅然と対応して行きましょう。

会員の皆様のご協力を頂きながら会の運営に精進してまいりますのでよろしくお願いいたします。本日の例会出席ありがとうございました。