2023.9.7「会長の時間」

皆さんこんにちは。本日はこのような残暑の中にもかかわらず、第2530地区ガバナー・右近八郎様、地区幹事長・坪井大雄様、ガバナー補佐・泉田様、分区幹事・朝田様、ようこそ浪江RCへおいでくださいました。心より感謝申し上げます。

先ほど10時からは、会長・幹事との協議会におきまして、クラブ活動やクラブ運営の、全般につきまして、ガバナーより色々と御指導をいただき、11時からのクラブ協議会でも、各委員会の本年度の活動計画について、ガバナーより講評を頂きました。明日以降、それを十分に今年の活動に生かして参りたいと思います。右近ガバナーにおかれましては、後ほど卓話を頂きたいと思いますのでよろしくお願い致します。

さて、今日はこの鐘…ロータリーの点鐘についてちょっと調べてきました。ロータリーに入会した時からずっと、どうして例会で鐘を突くのか?と不思議に思っておりましたが、慣れてくるとそんなもんかって思うようになりました。しかし、いざ自分が叩く側になるまたとどうして?と思うようになりまして調べました。

例会は、国やクラブによってかなり異なりますが、世界のロータリーから見ると、日本のロータリークラブが点鐘を鳴らすのは珍しいぐらいであって、ヨーロッパやアジアでは点鐘など無く、何時に始まって何時に終わるのかさっぱり判らない例会もあるそうです。

日本のロータリークラブでは、例会に限らず様々な会合は点鐘で始まり、点鐘で終わります。1920年頃、東京クラブの例会で点鐘をしていたようですが、それを他のクラブが真似ていったのではないかと言われています。

当時の日本の学校では、授業の開始・終了時間は鐘を鳴らして知らせる習慣がありました。また、古く江戸時代では、お寺の鐘で時刻が伝えられました。それだけに、開始・終了のケジメをつけるという意味での点鐘は、日本人の習性に合っているのでしょう。

ちなみに、点鐘は英語でShip’s bellやTime bellと言います。その由来は、大航海時代に船上で時間を知らせる鐘(bell)だったようです。時計がなかった当時、航海の最中に時刻を知ることができたのは、太陽の高度が最大になった正午(12時)だけでした。正午以降は、30分毎に砂時計をひっくり返しながら、時刻を計っていたのです。そして、砂時計をひっくり返す30分毎にタイムベルを鳴らし、船内に時間を知らせていたそうです。

ロータリークラブの点鐘が大航海時代の習慣に由来しているとなると、点鐘は時間を告げるのが目的だったはずです。例会が終わった時に鐘を鳴らすのではなく、点鐘は時間を守って閉会するためのものなのです。特に時給が何万円にもなるロータリアンにとって、まさに“時は金(鐘)なり”です。

ロータリーの例会は時間を大事にしたいと思います。

23⁻24年度会長 松本 敬三